つまらない男

 元々私の欲望はちっぽけなものです。物質的なものでは、居酒屋で生一杯頼むのに値段を確認しないで「生一杯下さい」と言えたり、ラーメンを頼む時にお金を気にせずに餃子を付けたりできるぐらいお金があれば満足なのです。

 要はつまらない男なんですよ。何事かを成し遂げるような大人物じゃない。世界中の人に素晴らしい製品やサービスを届けたいとか、起業して会社を上場させてとかそんな気概なんて全くない。

 ただ、何かをしたくないということに関しては普通の人よりも強い欲望を持っているかも知れません。まず、仕事をしたくない(笑)

 満員電車に乗りたくない、会社に行きたくない、上司に怒られたくない、取引先に謝りたくない、二日酔いの日は朝起きたくない、ない、ない、ない。

 六本木ヒルズに住んで豪遊したいとかビッグになってみんなからちやほやされたいみたいな欲望ではなく、嫌なことから逃れたい、何かをしたくないという欲望の方が私は強かったのです。

 そして、一番のストレスの元というかやりたくないことは仕事なわけです。

 なぜ私は会社に行って仕事をするという最もやりたくないことを毎日しているのか。お金を稼ぐためだ。お金を稼げば仕事を辞めれる。でも、どうやってお金を稼ぐ?

 ここから特に才能もない平凡なサラリーマンだった私の不動産投資人生が始まったのです。

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