定年までにいくら貯めなくてはいけないのか

 私は定年前に不動産投資でサラリーマンを辞めましたが、普通のサラリーマンは定年までにいくら貯めないといけないのでしょうか。

 メルマガにも書きましたが、退職して収入がなくなった後にいくらお金があれば生活できるのかということです。

 私の親の世代は良かったんですよね。60歳から年金が貰えましたし、受給額も今よりも多かったので年金だけで退職後生きていくことができましたから。さらに、私の親の世代は普通にサラリーマンを続けていれば退職金だって3000万ぐらいは全く珍しくなく、退職時に貯蓄がほとんどなくても生きていくのに困ることはありませんでした。

 しかし、私たち(アラフォー)の時代は違います。現在年金が受給できる65歳になるまでにあと20年以上あります。20年後に現行の賦課方式の年金制度が存続しているかも疑問ですし、存続していたとしても20年後では65歳で貰えないことは確実です。

 なぜならば、賦課方式の年金制度は年寄りは長生きせず、子供はわんさか生まれるということが前提の制度だからです。現在日本は世界で一番の長寿の国となり、世界で一番少子化の進んだ国であり、賦課方式の年金制度とは最も相性が悪い国なのです。

 賦課方式の年金制度がきちんと機能する国は、発展途上国です。子供はたくさん生まれるため若年人口は多いものの、栄養状態が悪くて医療制度が整っていないため寿命が短く、綺麗な三角形の人口ピラミッドが描ける発展途上国では、年金を受給するお年寄りの数が非常に少なく、また年金を負担する若い人が非常に多くなるからです。

 払う人が多くて貰う人が少ないのですから、充分に手厚い年金制度を維持できます。日本のように払う人が少なくて貰う人が多い場合、受給額を少なくしたり、支給対象年齢を上げたりしてしのぎますがそれにも限度があり、根本的な問題、つまり寿命が長くなって子供が生まれなくなったということを解決しない限りは賦課方式の年金制度が破綻するのは必至です。

 私たちの世代が生きている間に破綻するのか、それとも支給額を下げたり支給対象年齢を上げたりしてギリギリもたせることができるのかはわかりませんが、いずれにせよ年金が支給されない(または支給額が少ないとか支給対象年齢が70歳になってしまうとか)ことを前提に人生設計をしておかなくては、いざ自分が65歳になった時に年金がもらえないということになった場合、生活が出来なくなってしまいます。そのため、60歳から80歳までの20年間でいくらお金が必要となり、60歳の時点でいくら貯まっていなくてはいけないのかをシミレーションした結果を明日書く予定です。

 私が不動産投資をしている理由にもつながりますし、これから少し老後に必要なお金について書いていこうかと思っています。