言い訳のプロ

 私、言い訳のプロです。

 物事をやるべきでない理由やできない理由を作る才能は非凡なものがあります。子供の頃からそうでした。

 大学受験だって国立なんて受からない理由はすらすらと並べられました。東京の実家から通える範囲の国立大学がいかに難しいか、そしていかに自分の学力が足りないか、いかに国立を受験する意味がないかを滔々と語れました。

 英語もそう。どれだけ自分が音痴で発音が上手くならないか、これからの時代は英語よりも何が出来るかが大事、そして近い将来自動翻訳機が出来て英語なんて話せる必要がなくなる、通訳者の時給が低く、英語学習の費用対効果がいかに悪いかを充分な説得力を持って語れました。

 就職も恋愛もスポーツも全てにおいて言い訳だらけの人生でした。


 不動産投資を始める時もそうでした。いつもの如く不動産投資をするべきでない理由がいくつも頭に浮かび、そして不動産投資をやるべきでない理由をネットで探しまくりました。

 でも、気が付いたんです。このまま言い訳をし続けて何事も成さずに人生終わって良いのかって。全て楽な方楽な方に逃げているだけの人生で良いのかって。

 そして私はある作業を始めました。片っ端から言い訳を潰していくのです。

不動産投資は危険だ→世の中にリスクがないものはない。道を歩いていたって危険だ
不動産投資なんてやったことがない→誰だって最初は初めてだ
銀行が貸してくれるわけがない→銀行と話してもいないのになぜわかる
満室にならなかったらどうする→ローンの額を抑えれば満室でなくても破産することはない
空室の募集の仕方なんて知らない→勉強すれば良い
信頼できる不動産屋がいない→探せば良い
他の普通のサラリーマンはそんなことをしていない→他の人と同じである必要はない
家族が反対するはず→反対するかわからないし、もしも反対したら説得すれば良い

 今まで全ての物事に対して言い訳をし、逃げ続けていた私にとってそれはとてもつらい作業でした。しかし、同じ逃げたいという欲求でも、サラリーマンから逃げたい、会社から仕事から逃げたいという欲求の方が強かったのです。

 そして私は不動産投資を始めたのです。

 ただ、今でも私は言い訳のプロであることをやめられません。何かをやるべきでない理由がすぐに頭に浮かびます。しかし、それを潰す方法も知っています。不動産投資の時にしたようにやるべきでない理由を箇条書きにし、それに対するアンチテーゼを出していくのです。

 皆さんも言い訳が頭に浮かんだ時は試してみてはどうでしょうか。私みたいな言い訳のプロにでも効果があるやり方ですよ。

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