賃貸併用住宅のオーナーは1階

 ハウスメーカーなどが提案する賃貸併用住宅のプランなどでは、オーナーが2階に住んでアパート部分が1階というパターンがとても多いです。

 これ逆なんですよね。賃貸併用住宅のアパート部分というのはワンルームなどの独身者用の部屋が多いのに、1階にアパート部分を作ってしまっては入居者受けが非常に悪いんですよ。

 皆さんも自分の近所のアパートを見てみればすぐにわかると思うのですが、アパートの空室は1階ばかりです。まず、2階の部屋から埋まっていき、最後まで1階の空室が残るのが普通です。

 そのため、1階については家賃を下げて募集するのですが、それでも中々決まらないのが現状なのです。

 そういった状況の中、賃貸併用住宅の1階をアパートにしたら中々入居者が入らないというのは当然ですよね。独身者は1階は嫌なんです。庭とかも要らないんですよ。

賃貸併用住宅
 もしも、ファミリータイプの部屋を作るなら話は別です。小さな子供がいたり、お年寄りがいるような家庭では階段の上り下りは大変ですし、子供が走り回る音を常に気にしなくてはならない2階以上の部屋よりも1階の方が好まれる傾向があるのです。年配の人は土いじりなども好きですから庭があると喜ばれますし。

 賃貸併用住宅だと普通に戸建てを買うことの延長線上にあるような気になってしまい、賃貸需要などをよく考えずに話を進めてしまう傾向がありますが、賃貸併用住宅と言えども立派な不動産投資なのです。

 不動産投資を始めるにあたって、どのような立地、間取り、家賃などが好まれるのか、月の収支計画、借入金利、将来的な需要予測などを全く考えずにハウスメーカーの提案するプランを鵜呑みにするなんて考えが甘すぎるのですが、中々ハウスメーカーの営業の口が上手くてやられちゃうんですよね。

 賃貸併用住宅を企画する際には、自分が大きな金額を不動産に投資するんだということを肝に銘じて取り組むことをお勧めします。

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