不動産投資はローリスク・ミドルリターン

 お金の世界というものは、基本的にはリスクとリターンというものは比例するものです。リスクが低ければリターンは低く、リスクが高ければリターンも高いということですね。

 ローリスクの代表的なものは貯金です。元本が保証されている(ペイオフで1000万円まで)代わりに、リターンも非常に少ないです。

 非常に少ないではなくて(1000万円までは)元本が保証されるのだからリスクはゼロだろと言う人もいますが、インフレリスクもありますし、万が一世界恐慌などが起きて銀行が連鎖倒産なんてことにもなればペイオフだってどうなるかわかりません。ただ、そんなリスクは非常に低いと評価できるのですが、ゼロではないということです。


 レバレッジをパンパンに掛けたFXのトレードなどは、1時間で元本を倍に出来るかも知れませんが、元本を丸々無くすことも出来る、非常に高リスク・高リターンの投資となります。

 同じ不動産投資でもキャピタルゲイン目的の不動産投資は高リスク・高リターンの投資と言って良いと思いますが、インカムゲイン目的の不動産投資はローリスク・ミドルリターンの投資だと私は思っています。

 リスクは低いけれど、そこそこの利益は取れるからです。

 貯金の場合は、得られる利子は0.1%にもなりません。投資として考えると利回り0.1%なんて話になりません。リスクがゼロに近いぐらい低いのでリターンもゼロに近いぐらい低いのですが、貯金よりは当然リスクは高いものの、他の投資などに比べればリスクは低く、ある程度の利回りを見込めるのがインカムゲイン目的の不動産投資です。年間の利回りで表面で10%ぐらいは見込めますし、銀行から借り入れを起こせば自己資金に対して20%や30%の利回りだって普通です。

 もしも、自分の資産を安定的に複利で毎年10%ずつ増やしていけるならば、もう裕福になることがほぼ確定です。しかし、そんな簡単な道ではないのはみなさんも知っているとおりです。

 税金や空室率まで考えたとしても、建物は劣化しますし、入居者とのトラブルで裁判なんて想定外の費用がかかったりすることもあるのですが、一番大きいのは毎年必ず物件を購入していけるわけではないということです。

 物件が安い時期は銀行が中々融資を付けてくれませんし、逆に銀行が融資しますと言ってくれる時期というのは物件が高くて買う気になりません。今は融資はジャブジャブですが物件が高い時期ですね。

 なので、安定的に毎年10%の複利で自分の資産を増やしていけるということは中々難しいのです。

 それでも、他の投資に比べれば、リスクは低いしそこそこのリターンが得られるので、インカムゲイン目的の不動産投資は太古の昔から投資の王道とされているのです。